徒☆然☆GU☆SA

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超時空要塞マクロス 愛、おぼえていますか

 今回は「超時空要塞マクロス 愛、おぼえていますか」を見た感想。

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マクロスって名前は聞いたことあったけど、今まで一度も見たことがなかったんだ。でもすごい有名な作品だし、「見ておこうかな」って気持ちで見てみた。

結論、結構面白かった!

感想①

一番印象に残ったのは、戦争中でドンパチやっている中でリン・ミンメイが歌を歌うところだね。

戦争中なのに「なにやっとるんだ!」ってぱっと思ったんだけど、歌を歌うアイドルと戦争ていう両極端にあるものが同時に存在していて、戦争のドンパチが歌を歌うリン・ミンメイをより一層魅力的に引き立てていたんだよね。

この戦争とアイドル・ポップミュージックの対比がなんかすげーよかった。

↑語彙力が足りない…。こういう「語彙力が足りてないっ!」ってツイッターとかで見て、これ言うやつキモいなって思ってたけど、自分もなってるわぁ。こういう自分の感情もっと分析できるようになりたいね。

感想②

マクロスってアンチガンダムみたいな印象を受けたね。
 
ガンダムが「戦争を通して成長する男」を書いていたのに対して、マクロスは「恋愛」を主に書いている。
 
戦争よりも男女の恋愛話っていう、とても個人的で規模の小さいことをメインにしていたから(もちろん戦争やSFチックな要素もバリバリあるんだけど)、戦争とか人間滅亡の危機だとかそんなスケールのでかくてどこか遠くのことに感じるものでなくて、恋愛だとか生活だとか目の前にあるものに目を向けようよ、って言われている感じがした。
 
あと最後歌で愛を呼び起こして戦争を止めるってのも、ロマンチックだけど現実味がない理想(もっと言えば妄想)であるのも、戦争をリアルに書こうとしていたガンダムの反対になるのかな。
 
戦争と恋愛どっちが本当の現実なんだろうね?
今の僕からしたら戦争なんてニュースの中のものでピンとこないし、だからといって恋愛にばかりに夢中になっていたら世界の問題に向き合うことを放棄した自分のことしか考えていない愚か者になってしまうだろうし…。
 
自分からは遠くてどこか現実味のない戦争か、世界の現実から逃避した消費社会での楽しさだけを追求する恋愛か。どっちも現実味がないなー。まあバランスが大事なんだと思う。この2つの中間にいるようにするのがベターかな。
 
あと急に戦争が始まって自分がヒーローになるって妄想してるぐらいなら、現実で女の子と楽しくイチャイチャしろよ!ってのは、シン・エヴァで虚構の世界から卒業して現実でしっかり働きながら女の子と楽しく暮らせよ!ってのと被るな。
 
結局の所、俺も彼女欲しいいいいい!
 
って思いました。